セレナーデのソムリエクミコです。
フランス・ボルドー地方のいわゆる「5大シャトー」とは シャトー・マルゴー シャトー・ラフィット・ロートシルト シャトー・ムートン・ロートシルト シャトー・ラ・トゥール シャトー・オーブリヨン ですが、 マルゴーを飲む機会に恵まれました。 マルゴーといえば、 日本でシャトー・マルゴーが一般にも広く知られることになったきっかけは、 渡辺淳一の小説『失楽園』の映画化です。 ラストシーンで主人公と不倫相手とが心中する時に 毒薬を入れて飲んだのがシャトー・マルゴーだったのです。 小説が映画化されてブームになると、 ワインをよく知らない人たちが、 マルゴー村の普通のワインをシャトー・マルゴーと間違えて 「これで心中したんだ」などと悦に浸っていたこともあったとか。 これはマルゴー村の数あるシャトーでもラベルに村名マルゴーをかかれていますので、 それをシャトーマルゴーと思ったのですね。 シャトーマルゴーは「シャトーマルゴー」と描かれています。 そして、ラベルはこれです。 マルゴーは5大シャトーの中では一番女性らしいワインといわれていて、 エチケットに描かれているシャトーの絵の通り、館自体、 エレガントな女性らしい華やかさがあります。 オフヴィンテージですが、私の生まれ年なので、飲んでみました。 テイスティングコメントは つやのあるルビー色。 甘草や黒トリュフの香りに果実香は次第に増していく。 しっとりとした絹のような舌触りでゆっくりと溶け込んでいく。 タンニンの存在はあるが、あまりにキメ細かで丸くやわらかいので、 エレガントでゆったりとした気分にさせてくれる。 状態は良く、まさに飲み頃を迎えたものだといえる。 たまにはこんなワインもいいですね。 私もマルゴーワインのような、エレガントな女性になりたいものです。。。
by kumikoserenade
| 2007-06-26 22:37
| ワイン
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