ソムリエクミコです。
トスカーナに行ったのでトスカーナワインの話を。。。 イタリアでもっとも愛される代表品種といえば 「サンジョヴェーゼ」 です。 トスカーナ地方は勿論、南はシチリアまで、 北の一部の州を除いたイタリアのほぼ全土で栽培されています。 その代表選手は「キャンティ」、 その中でも栽培・醸造に厳しい規定をもち、歴史も長い一部の地域で造られるキャンティを 「キャンティ・クラシコ」 と呼んでいます。 味わいは前者が軽くてフレッシュな果実味あふれる、冷やすと美味しいタイプ。 後者は香りもすこし深みがあり、果実の凝縮感と樽熟成が多いせいか、複雑味も増してくる。。。 そしてこのサンジョヴェーゼ種の変化形品種として サンジョヴェーゼ・グロッソ というものがあり、別名ブルネッロ。 そう、「ブルネッロ・モンタルチーノ」はこの品種。 モンタルチーノ村周辺で造られるワインです。 これはうーん、フランスでいう、ボルドーのメドック的。 香りがぐっと奥深く重みがあり、時間と共に緩やかに香りが広がって丸くなっていきます。 味わいも、口に入れた時はやわらかいが、骨格もあって余韻も長い。。。 19世紀の中ごろにこの品種を開発してワインを作った 第一人者のクレメンティ・サンティが作ったものを 100年後に抜栓したそう。 そしたらまだワインは活き活きとしていて、素晴しかった、というニュースは世界中を駆け巡りました。 それから一気にこのワインの名声は世界に広がります。 モンタルチーノ村を訪れましたが、村を囲む城壁の一部、城塞だったところが エノテカとしてワインを試飲できるようになっています。 さすが優良ワイン生産地! こんなに沢山の種類! 注文は1グラス、1/2グラス、1/4グラス、と飲みたい量をリクエストできます。 いろいろ種類のを楽しみたければ1/4グラスくらいにすれば大満足です。 さすがに飲みましたねー、このひととき。。。 そしてそのまま昼食へ向かい、また飲みました。。。
by kumikoserenade
| 2007-11-25 22:05
| ワイン
|
ファン申請 |
||